Creative Workshop in Beppu「空き家」
目次
創造系不動産株式会社 代表の高橋 寿太郎氏を講師に迎えました。
「建築」と「不動産」の間にある壁をなくしていきたい、そこの間を追究するのが我々の役目、と力強く語る講師の高橋寿太郎氏。
「絶対覚えて帰ってほしい」と参加者に呼び掛けた言葉は「CSV=Create Shared Value(価値をつくって共有する)」。そして、「空き家は問題じゃなくて、チャンスなんだ!」と明るく問いかける姿に「確かにそうかも!」と頷く会場の面々。
空き家を巡る現実の課題
このテーマでの最初のプレゼンターは、別大興産の青野さん。
貸家のニーズは十分にあるが、空き家のような物件が市場に出てこないという現状を詳しく説明して頂きました。
別府市建設部建築指導課の古本さんは、別府市における空き家の現状データや、「実情はどうしていいのかわからない大家さんが多い」という現場にいつも触れている方々らしい投げかけがありました。
空き家は問題じゃなくて、チャンス
ワークショップでは、空き家をどうやったら利活用できるか、というところを「CSV」の観点からディスカッションし、なかなか市場に情報として出てこない戸建て一軒家をシェアハウスとして活用する、査定を一括で請け負う事業体をつくる、などなどの意見が出てきました。
「課題があるところにチャンスがある。
要は空き家は使えばいいんです」
空き家対策のテーマで、講師の高橋さんが言われた言葉。「課題だ課題だ、どうしようどうしよう・・・」では何にも進まない。
「だったら、こうしてみたら??」の前向きな柔軟な発想が、今こそ地域で試されているのでしょう。
勇気をもって、「空き家はチャンス!」と言い続けていきましょう。