【開催レポート】「1日1問答えるだけで理想の自分になれる 365日の質問」 講師:マツダミヒロさん
今年の2月から3月期に行われた”1期生”に続き、6月29日(水)にドリアカ(DREAM ACADEMY)2期生の講座がスタートしました。
初回の講座は、質問家でありライフトラベラーとして知られるマツダミヒロさん。
タイトルは「1日1問答えるだけで理想の自分になれる365日の質問」。昨年秋に出版された本と同じタイトルでお話しいただきました。
「この講座が終了した後、あなたはどうなっていたいですか?」
この質問からマツダミヒロさんの講義が始まりました。
参加者は意外な講義の始まり方に少し驚きながらも、手元のメモ用紙に自分の考えを書き、その後ペアとなったパートナーに答えを共有します。
不思議と参加者の背筋は伸び、会場全体でマツダミヒロさんのお話を聞く姿勢が整っていきました。
「何かを始めるとき、自分の中でこの質問をするだけで目的意識を持つことができるので、おすすめです」
ミヒロさんはまさにこの質問一つで会場に「魔法」をかけました。
その後も「相手を喜ばせるために何をしてあげたいですか?」「お金が無くてもやりたいことは何ですか?お金を払ってでもやりたいことは何ですか?」「相手のやりたいと思っていることをただひたすら聞いて、笑顔で頷いてください。」などミヒロさんの魔法の質問で参加者の緊張はほぐれ、お互いの話が終わらないほど場が活気づいていきました。
ミヒロさんの講義の非常に面白いところは、一切受講生に「教えない」こと。
当然、なぜ質問家になったのか、ということについて大学時代から今までの経緯について語ってはいただけました。しかし、「○○を学んだので皆さんはこうした方が良いですよ」「○○はやっておくべきですよ」などという言葉が出てこないのです。
普通のセミナーでは、講師が人生の知見を参加者に共有するために、「経験者」としてたくさんのことを教えることが多いと思います。しかしミヒロさんはたまに自分の話をして、あとは質問をするだけ。参加者同士の対話を生み出し、それを横で微笑みながら聞くのみ。
あっという間に90分が過ぎ、講義は終了。「質問」を通じて普段言語化できていなかった、自己の願望について掘り起こすことができた参加者の顔は満足感に満ちていました。
≪参加者の感想≫
「自分自身に質問を問いかける、なぜよりもどうしたらいいのかを考える、等自己理解に繋がる考え方を学ぶことが出来ました。あっという間の90分でした。」
「自分に質問することで予想しなかった答えが自分自身から出てくることがとてもおもしろいなと感じた。」
「『自分の答えに正解、不正解はないです』この言葉にすべてマツダさんの考え方が表れているように感じました。自分の人生が正しいとも間違っているとも思わない。だから、伝えるけど押し付けない。世の中の人の思考をポジティブな方向へ導くきっかけを「質問」という形で提供したい。そんな想いが、『教えない』講義スタイルに結びついているのだと見ていて感じました。」