イノベーター湯 Vol.37　松本百合江さん(音叉ヒーリング・ボディーケアエン)

別府の起業家紹介

2021年10月31日公開

別府には別府八湯がありますが、もう一つ隠された湯があります。湧き上がるアイデアを形にした起業家が集まる、その名も「イノベーター湯」。

第37湯目は音叉ヒーリング・ボディーケアエンの松本百合江さん（まつもと・ゆりえ）さんにインタビューしました！

音叉ヒーリングを始めたきっかけ

私は40年ほど看護師として働いていました。病院で多様な患者さんとと関わる中で「誰もが寂しさを持っている」ということに気が付いたのです。特に、精神科を担当していた際には、寂しさゆえに表情や言葉を失う人に多く出会いました。私は時間があればそういった方々の元に通ってとにかく関わるということを大切にしてきたのですが、笑顔のなかった方々が笑顔を取り戻し、「ありがとう」と伝えてくれた際にはとても嬉しかったです。そしてこの経験からもっと多くの方々に笑顔になって欲しいと思うようになりました。

私自身肩こりや腰痛がひどく辛い思いをしていたのですが、自分自身でケアして楽になる方法はないかと模索していた折、音叉ヒーリングに出会いました。学びを深めるために東京へ行き資格を取得し、思い切って看護師を辞め、その後お仕事として始めることにしました。一人でも多くの人の痛みや不安を解消し、安心して暮らすことのできるお手伝いをしたいという思いが根本となって起業を決心しました。

音叉ヒーリングとは？

音叉とは叩くことで特定の音を発するU字型の金属棒です。音叉を叩いて振動を伝え、その音や振動による深いリラクゼーション効果により、心身の安定をもたらす作用があります。
音が伝わるということは空気が振動しているということなのですが、その振動がベールをまとうような形で体を包み込んでいくことで体に伝わり、ヒーリング効果をもたらします。
また、普通のマッサージとは違い、直接体に触れることがないため、体に触れられるのに抵抗がある方でも受け入れやすいといったメリットもあります。

音叉の種類について

ウチにはいろんな種類の音叉が有りますがチャクラ（※）の浄化調整にはハーモニックチューナーとシャープチューナーを使って行います。私は主にハーモニックチューナーで進めて行きます。他にも、DNAの修復、エネルギーの調整、ＯＭチューナー（不調場所のサーチや調整）、エンジェルチューナー、ボディチューナーが有ります。

※ チャクラとは
サンスクリットで円、円盤、車輪などを意味する語のことで、ヒンドゥー教のタントラやハタ・ヨーガ、仏教の後期密教では、人体の頭部、胸部、腹部などにあるとされる中枢を指す言葉として用いられる。心と体のエネルギーが交わる7つのポイントをそれぞれ、第1チャクラから第7チャクラと称します。

施術の仕方

7つのチャクラ毎に意味を持った音と色があります。まず、ご本人に左手で2本の音叉を選んで頂きます。これは偶然に選んでいる様ですがご本人の身体が求めているチャクラなのです。2本を選んだ後に解説をしますので意味をご理解頂けると思います。この2本をメインにチャクラの調整・浄化を進めて行きます

ボディケアの方を少し体験させていただきましたが、強い力で押すわけではないので痛みはなく、振動がじんわりと体の奥まで伝わってくる感じが心地よかったです！

将来展望

私自身もつらい過去があるのでその方の苦しい部分を汲み取り分かち合いたいという思いがあります。音叉によってリラックスすることで胸の内を、言葉にして共有することで笑顔になっていただきたいです。起業、開店にあたり様々な迷いもありましたが周りの方々の支えもあり日々順調に進んでいてやりがいを感じる日々がとても幸せです。音叉ヒーリングでは音を聴くだけでなく、振動を体全体で感じることで、心と身体どちらもほぐすことが出来ます。音叉ヒーリングはまだまだ知られていないのでぜひ多くの方に体験してもらいたいです。そして、周りの人たちを笑顔にしたい。そして、年齢や立場関係なく皆で幸せになろうというのが私の思いです。